FC2ブログ

時を越えた約束 第15話

第15話です。あと2話ぐらいで最終回です。

こちらで裏話等を更新していますので、良ければどうぞ。




のぼる「・・・思い出したんだ、昔の事」
優奈「昔の事?」
のぼる「うん。ユウナさんは、たった1日だけだけど、確かに同じクラスにいたんだ」
優奈「・・・・・・?」
のぼる「1ヵ月後に転校って言ってた・・・
     でも、次の日にはもういなくなってて、先生は家庭の事情って言ってた」

優奈「・・・・・・」
のぼる「でもあれ、違うんだよ」
優奈「・・・どうして?」

のぼる「最初の日に転校したのも、今日で転校するのも、
     きっとご両親がユウナさんを心配してるからだと思うんだ」

優奈「まさか・・・」
のぼる「変質者の話。きっとご両親はその話を聞いて転校を考えたんじゃないかな」
優奈「・・・・・・」
のぼる「直接じゃなくても、ちゃんと見てると思うよ」

優奈「・・・もう、行かなきゃ」
のぼる「あっ・・・そうか」
もうそんな時間か・・・。
優奈「ねぇ・・・あれ、なに?」
左の方を指差す。指された方を見てみると・・・?



不意に、右の頬に柔らかいものが触れて・・・え?
のぼる「えっ、あっ、いっ・・・あのっ!」
いま! いまキ・・・キキキキッ!
優奈「助けてくれたお礼」
それだけ言って、屋上を降りていくユウナさん。

・・・・・・。
・・・!!
のぼる「ぜったい!」
優奈「・・・」
のぼる「絶対助けるから! 今度こそ必ず!」
優奈「・・・から」
・・・え?



ジリリリリリリリリ!
のぼる「・・・・・・え?」
ここは・・・俺の部屋?
ジリリリリ カチッ!
・・・・・・。
・・・俺の部屋だ。戻ってきたのか。

そうだ! 日付は!?
プチンッ!
アナウンサー「・・・8月12日、火曜日、本日の天気は・・・」
のぼる「・・・火曜日」

・・・あの時、ユウナさんは振り返って何かを言った。
声は聞こえなかったけど、その言葉は確かに俺に伝わった。
“信じてるから”
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)