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succession eyes ~重なる世界~ 第1話

原案:じゃが様

お伝えしたとおり、本日より新小説スタートです。
小説は間2日空けて更新予定。
例えば月曜更新したら火、水と休んで木曜更新。次は日曜って感じです。

前回同様こちらで裏話などを書いていく予定です。
では↓よりどうぞ~!




ガンッ! ガンッ! ガンッ!
・・・ビー!
指定の弾数を撃ち終えた合図。弾は全弾的を撃ち抜いていた。

???「・・・・・・」
???「お、こんなとこにいたのか理沙(りさ)」
理沙「・・・何か用?」

左手にある入り口から男が入ってきて声をかける。
その声の主を、赤茶色の瞳で見据えながら返事をする。

???「・・・ヒュー。相変わらずすげぇ腕前だな。とても片目とは」
理沙「聡(さとる)」
聡「おっと、わりぃ・・・」

理沙は生まれつき右目が見えない。
それでも戦士として『vatex』で活躍しているのは、
彼女の類稀なる才能と日頃の鍛錬のお陰だ。
しかし彼女は、右目にコンプレックスを抱えていた。
それは見えない事と、もう1つ・・・。




???「理沙~!」
理沙「あ、奈々ちゃ~ん! こっちこっち!」
奈々「わーおっきい!!」
理沙「ねーすごいよねー!」

大きなお寺を前にはしゃぐ女の子が2人。
彼女らは修学旅行で京都にやってきた高校生だ。
そこへ1人の青年がやってきた。同じ学校の制服を着た男子生徒だ。

???「お、こんなとこにいたのか篠崎(しのざき)」
理沙「あ、さとる・・・くん」
聡「もうそろそろ集合時間だぜ。笹川(ささがわ)も早く来いよ」
奈々「言われなくても分かってるわよーだ!」
理沙「あの・・・ありがと」
聡「お、おう。じゃあ俺先行ってるから」
理沙「うん」

去っていく後姿を見つめる理沙。
その右目には、今1人の人間しか映されてはおらず・・・。

奈々「ちょっと、もしもーし?」
理沙「はぅぁ!?」
奈々「何見惚れてんのよあんたは・・・」

半ば呆れたように言われてしまった。

理沙「ちっ、ちがうよぉ! ただ、集合時間教えてくれて優しいなって・・・」
奈々「優しいって・・・あんなののどこが良いんだかねぇ。
   あんた片目だけだから悪いとこ見えてないんじゃ」

理沙「奈々ちゃん!」
奈々「あ、ごめん・・・」

理沙は生まれつき左目が見えない。
しかし彼女はその事をあまり気にした事はなかった。
目の事でいじめられた時もあったが、その度に幼馴染の奈々が守ってくれたからだ。

理沙「いくら奈々ちゃんでも聡君の事を悪く言うのはダメだよ!」
奈々「分かった、分かったわよ。それよりほら、集合場所行かないと」
理沙「あ、そうだ! 急がないと!」



聡「ここだな、目的地は」
理沙「ええ」

理沙と聡は依頼を受けて任務を遂行中だった。
といっても、任務の内容は下級魔獣の討伐。2人には物足りない任務だ。

聡「にしてもなんで俺らが・・・」
理沙「人手不足だからでしょ」

聡の問いに冷静に答える理沙。
そんな理沙に少しムッとしながら聡は答える。

聡「そんな事は分かってるよ。他のやつらは人食い亜人族の一斉討伐だろ?
  どうせなら俺もそっちが良かったよなぁ」

理沙「・・・・・・」

聡のぼやきを聞き流しつつ、理沙はターゲットを探す。
しかし、どれだけ見渡しても敵を視認できない。
代わりに下級魔獣のものとは思えない、ピリピリと突き刺さる視線を感じ始めていた。

理沙「・・・聡」
聡「・・・ああ」

その視線に聡も気付いた。
2人が臨戦態勢に入った時、静寂を切り裂いて天より『それ』は舞い降りた。

ドラゴン「グルアアアアアアアアアァァァッッッ!!」
聡「飛竜種!?」
理沙「なんでこんなところに・・・!」

2人が驚いている最中、
降りてきた『それ』は口に咥えていた巨大な獲物を一口で飲み込んだ。

聡「あれは・・・」
理沙「私達が倒すはずだった魔獣ね」
聡「おーおー人の獲物を美味そうに食いやがって」
理沙「・・・・・・」
聡「・・・どうした?」
理沙「あんなでかいドラゴンがあの程度で食べ足りるかしら?」
聡「いやぁ、足りないだろうなぁ全然」

魔獣を軽々と飲み込んだドラゴンは、スッと2人を見据えた。

聡「あの目、俺達も食べるつもりらしいな」
理沙「そのようね」

2人は落ち着いている。
それは巨大なドラゴンを前に抵抗する事を諦めたからではない。

聡「いつも通り、俺は左からいく」
理沙「ええ、私は右から」
ドラゴン「グルルルッ」

武器を構える動きに合わせ、ドラゴンもその巨体を2人に向け直す。
・・・・・・・・・しばしの沈黙。

2人が迂闊に飛び込まないのには理由がある。
飛竜種は総じて頭が良い。
目の前に対峙している下位種でさえ知能は人間並みだ。
闇雲に突っ込めば返り討ちに合うのは目に見えている。

聡「・・・行くか」
理沙「ええ」

ガンッ! ガンッ!
聡がドラゴン目掛けて銃を放つ。
飛竜種の皮膚には通常の銃弾など役に立たないが注意を引きつけるには十分だ。

ドラゴン「グァーッ!」

ドラゴンが聡に気を取られている隙に、理沙はドラゴンの背後に回った。
飛竜種は基本的に皮膚が硬いが、このドラゴンは後頭部の一部分が柔らかく、
その部分に限っては通常の銃弾でも楽に倒せるのだ。
だが理沙がドラゴンの背後に辿り着いた時、突然頭上からドラゴンの尾が降ってきた。

理沙「くっ!?」

咄嗟に身を翻し攻撃をかわす理沙。
ドラゴンは聡を見つつ、しっかりと理沙に気付いていた。

聡「大丈夫か理沙!?」
理沙「平気よ! 聡こそ自分の事に集中してて!」

理沙の声とほぼ同時、ドラゴンは大きく息を吸い込んだ。

聡「やべっ!!」
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コメント

No title

お元気ですか~。
小説読ませていただきましたw
これは楽しい・・・ってか読みたくなる・・・(音読の意)。
この語彙の多さがうらやましいですw
では取り急ぎ失礼いたします~またきまーす★

No title

新作ktkr
そしてMHktkr

更にwktkのwkskっ!

…自分のコメント相当イタいな^^;

No title

ひそかにまってた俺ガイル
いつも楽しみにしてます
また読みにきマンボウ

MHw

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