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ある雨の夜に・・・第10話

結構間が空きましたが第10話です。キリの良い数字大好きb




「それじゃあ私は隣の部屋にいますから」
そう言ってアリカちゃんが出て行くと、
女性陣はお風呂に入らせてもらうよう言いに行こうとする。

重ねて言うが、見ず知らずの僕達を泊めてくれただけでもありがたいのに、
これ以上贅沢は言えない。
それに野宿の時はいつもお風呂には入れないのだ。
僕は2人をなんとか説得した。2つのベッドの権利と交換条件で。


「別に平気だって風呂ぐらい。それに・・・混浴かもしれないだろ~?」
孝之は妄想を隠すことなくそう言ったが、

「下手な事を言って雨の中追い出されて大事なカメラが濡れても良いなら止めない」
その一言であっさり納得した。


夜になり、女の子2人はベッドでスヤスヤと眠っている。
僕達男組は床で寝ている。

それにしても孝之はすごい。固い床の上だというのに眠っている。
熟睡…いや、爆睡である。
ベッドの上の2人に負けず劣らずの睡眠っぷり。


思えば毎年森の中で一番早く寝ているのは孝之だった気がする。
大雑把な部分ばかり目立つが、こういう時はこいつの性格が羨ましく思う。

そして僕はというと、お世辞にも寝心地が良いとは言えない床の上で、
羊が10万匹に到達しようとしていた。
ただいま羊の国を建設中だ。


半ば寝ることを諦めていた時、隣の部屋から音が聞こえてくる事に気付く。
音の正体はわからないが、隣の部屋である事だけは間違いない。
隣は確かアリカちゃんの部屋のはずだが…。

そう思って近くにあった時計を見ると時刻は深夜の3時を過ぎている。
こんな夜中に何をやっているのだろうか?
気になった僕は悪いと思いつつもアリカちゃんの部屋に行ってみることにした。
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